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最初の店は、2011年、メキシコ北部のモンテレイにありました。名前は同じ los tacos azules。在来種のブルーコーンからトルティーヤを焼く、それだけの店です。2年で閉じました。

その発想は、日本で生まれたものでした。大学の交換留学で来日したマルコは、素材の味を生かし、旬を大事にする日本の食のあり方に衝撃を受けます。なぜメキシコ料理で同じことができないのか。

帰国後、メキシコ各地を回るなかで、ダイアナ・ケネディという女性に出会いました。イギリス生まれ。50年にわたってメキシコ中の村や家庭をたずね歩き、その土地ごとの料理を記録し続けた人です。

その仕事に対して、メキシコ政府は外国人に贈る最高位の勲章を授けています。

彼女の家で出されたのは、在来種のとうもろこしをニシュタマルから仕込み、その場で焼いたトルティーヤでした。香り、甘さ、食感。メキシコで育ったマルコが、はじめて口にするものでした。

モンテレイの店は、その体験を確かめるための場所でした。2013年に店を閉じ、日本へ渡ります。

2018年9月、東京・三軒茶屋。発想が生まれた場所で、今度はきちんと形にする。los tacos azules は、ここから続いています。

タコスがおいしくなるためには、まず何よりトルティーヤがおいしくなくては。
トウモロコシの故郷から学ぶ
ダイアナ・ケネディ
在来種のブルーコーン
なぜ「Los Tacos Azules」?
メキシコ時代のLos Tacos Azulesの原点

2018年9月、東京・三軒茶屋。発想が生まれた場所で、今度はきちんと形にする。los tacos azules は、ここから続いています。

 

その後、日本各地の農家や漁師、生産者の方々と少しずつ関係を築いてきました。季節ごとの恵みや、私たちのために育ててもらった野菜やとうもろこし。三軒茶屋という街にも根を下ろし、今では地域の方々にとって馴染みのある店になりました。

2022年11月、東京・恵比寿で夜の営業「TACOS BAR」を始めました。カウンターで、季節の魚介とマサによるおまかせのコースを出しています。翌2023年からは、同じ場所で昼も三軒茶屋と同じ「モーニングタコス」の営業を始めました。

近年は海外でのポップアップやコラボレーションにも取り組んでいます。日本で培った技術を持って行き、その土地の文化や技法を持ち帰る。

これからも、トルティーヤを中心としたメキシコ料理の可能性を、日本の土地と文化のなかで追い続けます。

2023年・恵比寿タコスバーオープン
はじまりのメンバー
トウモロコシを挽く
北海道産のオアハカチーズ
三軒茶屋店舗の内装
2023年:恵比寿店舗オープン
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 chef Marco Garcia 

メキシコ北部・モンテレイ出身。大学の交換留学で日本に滞在したことをきっかけに、食の世界に惹かれる。あらゆるジャンルの料理が高い水準で共存し、季節と素材への敬意が息づく日本の食文化に衝撃を受け、メキシコ料理にも同じアプローチができるはずだと考えるように。

帰国後はメキシコ各地を旅し、郷土料理と食材を学ぶ。その過程でダイアナ・ケネディと出会い、在来種のとうもろこしをニシュタマルから仕込むトルティーヤに出会う。2011年、モンテレイで初の los tacos azules を開業。2013年に閉店。

2018年9月、東京・三軒茶屋で los tacos azules 開業。日本各地の農家や生産者と連携しながら、季節ごとに変わるメニューをつくり続けている。2022年には恵比寿で夜の営業「TACOS BAR」を開始。カウンターで、マサと季節の魚介によるおまかせのコースを出している。

料理だけでなく、空間、器、体験のすべてに一貫した姿勢を持つ。国内外でのコラボレーションやポップアップを通じて、表現の幅を広げている。

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